ヘアスタイルが本当の意味でオートクチュールである事の大切さ
こんにちは^o^
今回は美容師らしい記事を書きますっ( ̄▽ ̄)!
最近、自分自身が色々なサロンのたくさんの美容師を見る機会が多く、再確認した、
「自分が美容師という仕事おいて、大切にしている事」
を書いておきます。
まず、タイトルにある「オートクチュール」とは、、、一人一人に合わせる
いわゆるオーダーメイドに近い意味だと思って下さい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/オートクチュール
他の方のBlogから
「オートクチュール」と「プレタポルテ」の違いを簡単に言うと、「アトリエで顧客に向けて作っているか、それとも工場で大衆に向けて作っているか」と言う事です。
「オートクチュール」は“「お客(顧客)」に「作り手(クチュリエ)」が「技術」を提供するもの”
「プレタポルテ」は“「お客(大衆)」に「作りて(メーカー)」が「商品」を提供するもの”なのです。
まさにその通りで、僕らの仕事は全てオートクチュールであるべきで、
お客様からしても、それは当たり前と思ってると思います。
それはどうしてかというと、美容師にしても、理容師にしても、大なり小なり「カウンセリング」をしてるからです。
1000円CUTでも1言、2言カウンセリングはありますからね。
人によっては、これで十分カウンセリングになのだと思います。
(特に男性はカウンセリングは短く済ませたい人は多いのではないでしょうか。)
お客様にとって、
カウンセリング=オートクチュール
という事ですね。
(美容室の中には、カウンセリングだけで結構なお金をいただいてる美容室もあるらしいです)
(余談ですが、、、、ぼくは以前、どーしても歯が痛くて、歯医者に行って、カウンセリングだけで診察が終わって、大変ショックだったことがあり、自分はそんな事はしないようにしようと心に決めました)
では、本当に、お客様の感じている「カウンセリング=オートクチュール」で大丈夫なのでしょうか?
プロとして、髪のお医者さんとして、どこまでオートクチュールにできてますか??
(⚠︎もちろんカウンセリングはとっても大切です!
ヘアサロンで大切な事の内、カウンセリング8割という話もあるくらいです。)
- 一人一人に合わせた、カットができてますか?
もっというと、カットの技術の引き出し(パターン)はどの位持ってて、最適な技術を選択できてますか?
お客様が気にしているところは、本当にそこですか?もしくは、気づいていますか?
- 一人一人に合わせた、カラーリングはできてますか?
無駄なダメージを負わせていませんか?アルカリの調整はしていますか?
オキシ(過酸化水素)の調整はできてますか?
色持ちのいいカラーの調合はできてますか?
ラジカルは取り除けていますか?
phはアルカリに傾けたままにしていませんか?
- 一人一人に合わせた、パーマはできていますか?
髪の状態にあった薬剤をチョイスできていますか?
前処理は適切ですか?ちょっとアルカリ%が強すぎませんか?
パーマがかかる=髪が傷む時代は終わりましたよ!
薬剤のスペックを細かく把握できてますか?
還元剤によって、パーマの出方に特徴がありますよ!!
- 一人一人に合わせた、トリートメントができていますか?
髪を見て、触って、髪質チェックできていますか?ダメージレベルを把握できますか?
タンパク質と脂質、水分、何を補えば良いかわかりますか?
軟毛と硬毛、同じ処理をしていませんか?
軟毛にはタンニンやヘマチン等のハリコシの出る、毛髪強化が有効ですよ!
硬毛には脂質やCMCを補って、しなやかにしたいですね!!
他にも、シャンプーやヘッドスパなどなど、、、
言いだすと、キリがないというか、、止まらない;;^^
と、言えるくらいの知識と技術の引き出しが必要です!絶対に!!
ここまで考えて、やっと『オートクチュール』と呼べるのではないでしょうか^^!
私は、髪が傷む原因の8割〜9割は美容師側にあると考えております!!
もっともっと一人一人に合わせた、技術、施術に、取り組む必要があるでしょう!!!
では、みなさんが良い髪でありますよーに!
ハラグチ コウキ